sinriちゃん

「正しい」という言葉をよく使っていますが、普遍的に「正しい」等という事は無いという前提を置いて話しています。

日本の宗教意識

どの宗教をも信仰していると言っても過言ではないと、前回述べましたが、「どの宗教も」と言うのは間違いでした。

 

宗教は、度々民衆を扇動する道具として使われていたという事もまた事実です。

 

そのような意図で使われていた宗教は、真理と一体となった偉大な覚者達の教えを穢し、争いを起こすという結果を生み出してしまいました。

 

近代の日本では特にそのように騙されてしまった人々があまりにも多く、人々は「宗教っぽい」=「カルトっぽい」と認識するようになってしまったのでしょう。

 

国家神道による民意の扇動。そしてその崩壊により宗教を失った国民は、次々に新興宗教に騙されていきました。

 

近代の日本はそのような歴史がありますから、宗教にある種の拒否反応をしてしまうというのはよくわかる話です。

 

ですが、そのように宗教を拒否するが故に、間違った宗教への知識が乏しく、ある意味で宗教に対する免疫が日本人には無いのです。

 

そうであるが故に、日本人はこの世に絶望した時、そこに漬け込むカルトの餌食にされてしまうのです。

 

「よくわからないけど騙されないだろう」と思っている人程学ぶ姿勢が無いため知識に乏しく、また自分は騙されているなどとは考えない為、実によく騙されます。

 

故に人は「正しい」ものを認識しなければなりません。「正しい」ものを装った全く正しくないものがあまりにもこの情報社会には蔓延しすぎています。

 

なので、私の言っている事は一意見であると考え、鵜呑みにはせず、皆が考える為の一石を投じられたらと思います。